【完全ガイド】2025年7月、Indeed掲載ルールが大きく変わる。注意点もご案内

目次
今、知っておきたい“エントリー必須化”のポイントと対応方法。
求人集客で欠かせない存在となったIndeed。その中でも2025年7月から導入される「エントリー必須化」の掲載ルール変更は、多くの採用担当者に影響を与えます。
本記事では、Indeedの基本的な仕組みや無料掲載とスポンサー求人の違いをはじめ、成果が出やすい企業の特徴や求人票の書き方、最新の運用ポイントをわかりやすく解説。
さらに、弊社のIndeedエントリー対応システムの特徴と活用法も紹介し、スムーズな運用と採用成功をサポートします。

◆ そもそもIndeedとは?|検索エンジン型求人メディアの基礎知識
検索エンジン型と求人サイト型の違い
求人を探すためのサービスには、大きく分けて「求人サイト型」と「検索エンジン型」の2種類があります。
求人サイト型は、リクルートやマイナビのように、自社のプラットフォーム上で求人情報を掲載し、求職者に直接アプローチする形式です。一方、検索エンジン型は、インターネット上に散らばるさまざまな求人情報を横断的に集め、一覧で表示する仕組みです。
Indeedは後者の検索エンジン型に該当し、企業の公式求人サイトや他の求人サイトに掲載された情報を集約し、求職者が一括で検索・閲覧できる点が最大の特徴です。
この仕組みにより、求職者は複数の求人サイトを個別に巡回する必要がなく、効率的に自分の条件に合った仕事を探せます。また、企業側も幅広い求職者に自社求人を届けやすくなるため、採用活動の効率化が図れます。
Indeedが求職者に選ばれる理由
Indeedは世界60か国以上で展開されており、日本国内でも利用者数・掲載求人件数ともにトップクラスの規模を誇ります。
求職者に支持される主な理由は以下の通りです。
- シンプルかつ直感的な検索機能
検索ボックスにキーワードや勤務地を入れるだけで、膨大な求人情報がリアルタイムに表示されます。スマホアプリの使いやすさも高評価を得ています。 - 多様な雇用形態と職種を網羅
アルバイト、パート、正社員、契約社員、派遣など多様な働き方が検索できるため、幅広い層に対応可能です。 - 企業ごとに直接応募が可能
Indeedの求人ページから企業の応募フォームへ直接アクセスできるため、応募の手間が少なく済みます。 - 口コミ・企業評価機能の充実
求人情報だけでなく、社員の口コミや評価も閲覧できるため、応募前に企業の実態を知ることができます。
無料掲載とスポンサー求人の違い
Indeedでは、企業の求人掲載には「無料掲載」と「スポンサー求人(有料広告)」の2種類があります。
- 無料掲載
求人情報を基本的に無料で掲載できるため、小規模な企業や初めて求人を出す企業にとって利用しやすい方法です。ただし、無料掲載求人は表示順位が低くなる傾向があり、求職者の目に触れにくい場合があります。 - スポンサー求人(有料広告)
クリック課金型の広告モデルで、掲載順位を上げるために費用を払う形式です。より多くの求職者の目に留まりやすく、応募数の増加が期待できます。費用対効果を見ながら予算設定が可能で、柔軟に運用できます。
この2つの仕組みを上手に使い分けることが、Indeedでの採用成功のカギとなります。例えば、まずは無料掲載で様子を見て、応募数が伸び悩む場合にスポンサー求人を活用する方法が効果的です。
◆ どんな企業に向いている?|成果が出やすい業種・職種とは
Indeedは日本最大級の求人検索エンジンとして幅広い求人情報を扱っていますが、特に効果が出やすい業種や職種があります。逆に、利用してもあまり成果が上がりにくいケースもあるため、導入前に自社の状況と照らし合わせることが重要です。
成果が出やすい業種・職種
- 飲食・販売・接客業
アルバイトやパートでの採用ニーズが高く、求職者の流動性も大きい業種です。Indeedの検索結果での露出が高いため、多くの応募が見込めます。 - 物流・軽作業
短期や単発の求人も多く、勤務地や勤務時間などの条件で検索されやすい職種。地方でも求人の需要が安定しているのが特徴です。 - 介護・医療・福祉
慢性的な人手不足の業界であり、Indeedの求職者層にもマッチしやすいです。求人票の充実や働きやすさの訴求で成果が上がります。 - IT・エンジニア
専門職ですが、求人検索に強く、キーワード選定を工夫すれば効果的にターゲットに届きます。求人情報の魅力的な見せ方がポイントです。
向いていないケースの特徴
- 超専門職やニッチすぎる職種
検索ボリュームが少なく、応募者数が限られるため、十分な効果が得られないことがあります。 - 高額年収や管理職ポジション
Indeedは幅広い層にリーチできますが、管理職など特定層へのターゲティングが難しい場合があります。専門の転職エージェントや求人サイトのほうが適していることもあります。 - 求人内容が曖昧・魅力が伝わらない場合
求人票の情報が不足していたり、条件が不明瞭だと応募につながりづらいです。Indeedは検索エンジン型のため、明確で魅力的な情報発信が必須です。
地方・中小企業が押さえるべきポイント
地方や中小企業は、知名度の低さや採用予算の制限があるため、Indeedを活用する際には特に次の点に注意しましょう。
- 求人票の情報を充実させる
勤務地の詳細、働く環境や待遇、社風などを具体的に記載し、求職者に安心感や魅力を伝えましょう。 - 無料掲載とスポンサー求人の併用検討
まずは無料掲載で様子を見て、効果が弱ければ部分的にスポンサー求人を活用し露出を上げるのが効果的です。 - 地域名や特徴的なキーワードを活用する
「〇〇市 介護」や「地方 軽作業」など、地域と職種を組み合わせたキーワード設計が重要です。 - 応募後の対応を迅速に
採用競争が激しい中、応募があったら速やかに対応することで、応募者の興味を逃さず採用につなげやすくなります。

◆ 2025年7月からの仕様変更とは?“エントリー必須化”の概要
2025年7月、Indeedが**「エントリー必須化」**という大きな掲載ルールの変更を実施します。これは、求人を見た求職者が「応募(エントリー)」まで完了できる導線を必ず確保しなければ、掲載が制限されるという仕様です。
この変更は、求人を“見るだけ”の状態をなくし、応募完了までの一貫したユーザー体験を整えるためのものです。今後、対応していない求人情報は無料掲載の対象外になる可能性もあり、企業・媒体運営者の対応が急務となっています。
– 新ルールのポイントと背景 –
以下が今回の「エントリー必須化」の主要な変更点です:
- 応募(エントリーフォーム)まで完了できることが必須
- 求人詳細ページから求職者がすぐに応募できる導線があること。
- 外部リンク先であっても「応募フォーム」が設置されている必要がある。
- 応募ボタンのない外部サイト連携は今後NGに
- 自社採用ページへ遷移させるだけで応募導線がない場合、掲載が制限される可能性。
- 「この求人に応募」ボタンの実装、またはIndeedエントリーの導入が推奨される。
- 求職者の体験向上が背景にある
- 求人情報を見たあとに応募方法がわかりづらい、導線が複雑…といったユーザーの不満を解消するためのアップデートです。
- スマホからの応募完了率を上げることも狙いのひとつです。
– 対応しないとどうなるか?-
今回の仕様変更に対応しないことで起こる可能性のあるリスクは以下の通りです:
- 求人が非掲載になる
- 応募できる導線がないと判断された求人は、Indeedの検索結果に表示されなくなる可能性があります(特に無料掲載)。
- 応募数の激減・クリック損失
- 応募ページに誘導できずに離脱されてしまうため、せっかくのクリックが無駄に。
- 有料出稿していても、応募数が伸びず費用対効果が悪化。
- 今後の審査基準強化に備えられない
- Indeedはこの仕様変更を皮切りに、より応募完了までのUXを重視した掲載方針を取っていく可能性が高く、対応が遅れると長期的な非掲載リスクにつながります。
– 今すぐ取り組むべき対応とは?-
- 「応募フォーム」への明確な導線を確保する
- 自社採用ページに応募ボタンを設置、または応募フォームを簡潔に整備。
- Indeedエントリーの導入を検討する
- 自社で応募フォームを用意できない、整備が難しいという場合は、Indeedが提供する応募フォーム「Indeedエントリー」を活用するのがベスト。
- 応募数・効果測定もしやすく、求職者体験も安定します。
この「エントリー必須化」は**“求人を出すだけ”の時代から、“エントリーを得るための設計”を求められる時代へと移行したサイン**とも言えます。
2025年7月までに対応できるかどうかが、Indeed活用の成否を分ける鍵になるでしょう。
求人票のデータで注意すべき点
今まで通りの求人データだと、審査に通らない可能性があるポイントがいくつかあります。ここでは具体例と合わせていくつかの注意すべき点をご案内します。
- 勤務地の住所のデータの持ち方。一般的には「都道府県」「市区町村」「番地」などの区切りで住所を扱うケースが多いですが、indeedに入稿する求人データの勤務地は「都道府県」「市区町村」「町域」「番地」で入稿する必要があります。
例えば東京都中央区日本橋小伝馬町1-1という住所の場合今までは
都道府県:東京都
市区町村:中央区
番地:日本橋小伝馬町1-1
と登録されていた求人は以下の形式にする必要があります。
都道府県:東京都
市区町村:中央区
町域:日本橋小伝馬町
番地:1-1
これらは求人票を管理するシステムで項目を分けて、登録済みデータをすべて更新するか、利用しているツールでXMLファイルを生成する際に「町域」と「番地」に切り分けてXMLファイルにする必要があります。VWORK9ではあらかじめ「町域」「番地」は配信用に項目が用意されているのでそのままご利用いただけます。現在ご利用中の求人サイトの移行も対応できますので、お気軽にお問い合わせください。 - 次に最寄り駅です。最寄り駅は一般的には「地下鉄日比谷線小伝馬町駅徒歩2分」などと表記することが多いですが、indeedに入稿する最寄り駅は駅名のみ許可されています。先ほどの例ですと、「小伝馬町駅」のみが許可されるという事です。ですので、詳しい情報を求人に掲載したい場合は「最寄り駅」には「駅名」のみにして、それとは別に交通・アクセスなどの求人の項目を用意してその項目に「徒歩〇分や路線名」を記載してください。
- 求人タイトルは職種のみ。求人タイトルは多くの求職者の目に留まるようにいろいろと記載しがちですが、indeedに入稿する求人タイトルは職種のみにしてください。VWORK9では求人ページに表示するタイトルは長文を記入できるようにして、indeedに入稿するためのタイトルは別途用意しています。このため、自社サイト内では魅力的なタイトルを表示しつつ、入稿用のXMLのタイトルは規約に沿ったタイトルにて配信できます。

求職者の集客や求人管理、indeed連携など必要な機能が揃ったVWORK9なら大規模な求人・転職サイトもすぐに構築できます。既存サイトをお持ちの方でもデータ移行なども対応できますのでお気軽にお問い合わせください。